【宿泊記】界 長門[1/3]|客室詳細レビュー!露天風呂付き特別室にも宿泊しました

旅行

非日常が味わえる“ちょっと良いお宿”を求めて旅をする30代夫婦、pegu夫婦です!

2023年8月に山口県長門湯本にある「界 長門」に宿泊してきました。

界(かい)は星野リゾートが運営する「ご当地の魅力に出会える温泉旅館」。
2020年3月開業の「界 長門」は、江戸時代に大名お抱えの湯治場として栄えた歴史から、“藩主の御茶屋屋敷”を宿づくりのテーマとしています。

pegu妻
pegu妻

2人とも星野リゾートのお宿に泊まるのは初めてです。
館内にはご当地の魅力を存分に満喫できる仕掛けがたくさん!旅館の良さを残しつつも、現代の生活スタイルを取り入れた快適に過ごせる客室に感動でした…!

この記事では、以下の内容についてご紹介します。

この記事でわかること
  • 「和室(3名定員)」「特別室」客室の様子
  • 客室の備品・アメニティ
  • 「界 長門」へのアクセス
  • 「界 長門」の周辺施設

※客室の写真等は2023年8月、お宿の情報については2025年3月時点(公式サイト調べ)のものです。

「界 長門」の宿づくりのテーマ

長門湯本温泉は江戸時代に湯治場として栄えた歴史があります。その歴史から「界 長門」は“藩主の御茶屋屋敷”を宿づくりのテーマとしています。

長門湯本温泉は、およそ600年前の室町時代、当地の古刹、第3世大寧寺住職定庵禅師が座禅中に住吉大明神からのお告げによって発見したとされ、山口県の中でも有数の古くからの歴史をもっている。「神の授湯」の浴場は、二つに分かれ、昔は上の湯を武士や僧侶、下の湯を庶民が使っていた。江戸時代には藩のお抱えで、温泉の近くに、お茶屋「清音亭」(せいおんてい)と云う接待どころが置かれ、藩主もたびたび入湯に訪れた。

長門市公式ホームページ 長門湯本温泉観光まちづくり計画(全体版)

お宿の外観や客室、館内施設、提供されるお食事に至るまで、このテーマに沿って設計されており、訪れた宿泊客は“非日常のおもてなし”を楽しむことができます。

外観・フロント(チェックイン)

山に囲まれた道の景色を楽しみつつ車を走らせて、長門湯本温泉に到着。念願の初・星野リゾート「界 長門」の外観はこちら!

pegu夫
pegu夫

おお〜重厚感がすごい…!歴史的建造物みたいな迫力…

pegu妻
pegu妻

お宿のテーマである“御茶屋屋敷”の雰囲気が温泉街の街並みと掛け合わさって、なんとも風情のある佇まい。入り口から「界」宿泊への期待が高まるう…!

上記写真(↑)は温泉街に面している入り口の「長屋門」。国道316号線沿いに宿泊者用駐車場とフロントへの入り口がありました。駐車場に車を停めるとスタッフの方が声を掛けてくださり、館内へ案内してくださいます。

フロントロビーの入り口には夏らしいキリッと涼しげなデザインの生け花が飾られていました。

どこを見渡してもおしゃれなロビー 
pegu妻
pegu妻

夕食 → 温泉 → お部屋で晩酌 の流れで楽しみたいpegu夫婦は、17:30〜を選択しました!

その後、館内の説明をしてもらいながらお部屋に案内していただき、チェックインは完了。いよいよ客室に入ります!

エレベーターの扉が木目調になっており、あたたかい雰囲気
廊下も窓が木枠になっていたりとこだわりが感じられます

「界 長門」客室レビュー

「界 長門」の客室は全40室。「長門五彩の間」として、地元工芸品である徳地和紙、萩焼、萩ガラス、大内塗があしらわれています。

今回は2泊3日の滞在で、定員3名の和室に1泊、別館1階に位置する全客室で4室のみ露天風呂付き「特別室」に1泊しました。

◼︎お部屋タイプ/定員/お部屋の広さ

和室3名48㎡スタンダートタイプのお部屋 ★1日目に宿泊
和室4名55㎡本館角部屋
露天風呂付き和室2名48㎡別館2階
特別室2名72㎡別館1階(4室のみ)★2日目に宿泊
愛犬ルーム2名48㎡1室のみ/小型犬・中型犬(20kg以下)1室2頭まで ※利用規約あり

和室[3名定員]

1日目に宿泊するのは、スタンダードタイプの和室。
「界 長門」の中では一番リーズナブルなお部屋でありながら、

お宿のテーマに沿ったデザイン
現代の生活スタイルに合わせたつくり

で、とっても快適に過ごすことができました!

お部屋紹介

pegu妻
pegu妻

客室には地元工芸品を使ったインテリアがたくさん!お部屋の様子と合わせてご紹介していきます。

今回のお部屋は402号室。客室番号を照らしているライトのカバーに、地元工芸品の萩ガラスが使われています。入り口から木を用いたデザインで、落ち着いたあたたかみのある雰囲気です。

扉を開けて中に入ると、玄関には大内雛の飾りがあります。漆塗りのまん丸な雛飾りがかわいらしい。

大内雛の下には靴箱が設置されています。中は2段になっており、8足ほどは余裕で入りそうでした。靴箱の下には館内用の草履も用意されています。

靴箱の横には靴べらも用意されています

中に入ると畳張りの小上がりにベッドが置かれています。
カラフルなベッドボードには徳地和紙を使用。お部屋の雰囲気をパッと明るくしてくれています。

pegu妻
pegu妻

ベッド横の丸い小窓や色鮮やかなベッドボートが格式高く豪華な印象で、“大名のお宿”感がありますねえ…

ベッドはシングルサイズ(200×95cm)。マットレスは界全施設で採用されている「日本ベッド」が手がける「ふわくもスリープマットレス」となっています!

pegu夫
pegu夫

“布団のようなふんわり感”を出してほしいとの要望で作られているそうで、やわらかめのマットレスです!万年腰痛の夫はもう少し身体を支えてくれる硬さの方が好みでした…

小上がり下の床も畳張りになっており、中央にはコンパクトなソファーが置いてあります。

pegu夫婦イチオシPoint

いわゆる老舗旅館のような、畳張りのお部屋に“床に直接敷く布団”と座椅子ではなく、畳張りのお部屋ながらもベッドソファーが採用されているところがgood◎

ソファーの目の前にはシンプルながらも洗練されたデザインのテレビボード。目隠しの天板もインテリアとして溶け込んでいます。上に乗っている調度品(?)は萩焼のようです。

壁側には作業スペースにもなりそうな机が設置されており、フロントにつながる電話機館内案内冊子などが置かれていました。

水まわり

「和室」のお部屋には浴槽や温泉はなく、シャワーブースのみ
洗面スペースには大きな鏡もあり、大人2人で立っても余裕があります。洗面台は妻がスキンケア用品などをたくさん広げちゃても問題ない広さでした!

トイレはタンクレスタイプ。床は廊下のフローリングがそのまま続いており、フラットなつくりになっていました。

pegu妻
pegu妻

まとめ:旅館の良さである「ゆったりとくつろぐことができる空間」現代のライフスタイルに合わせた「使い勝手の良さ」が共存したお部屋になっているのが、最高に良かったです…!

客室露天風呂付き 特別室[2名定員]

2日目は別館1階の特別室に宿泊。
1日目に宿泊した和室より広々としたリビングスペースがあり、さらに坪庭と露天風呂が付いているお部屋です。

1日目のお部屋で感じた使い勝手の良さはもちろん、空間の広さプライベート感のあるつくりで、より“非日常”を感じられる「大人のおこもり旅」にぴったりな客室でした!

お部屋紹介

pegu妻
pegu妻

全館で4室のみの「特別室」。
スタンダードタイプのお部屋より高級感が増した客室を見ていきましょう!

特別室の入り口は、客室の扉の前に木の格子戸が設けられています。客室が直接廊下に面しておらず、玄関ポーチのような空間があるため、よりプライベート感のある造りになっています。

入り口から高級感があります

中に入るとゆったりした玄関スペースがあり、さらに扉を開けて入ると、スタンダートな和室より大きなリビング!中央には広々したサイズのソファが置かれています。

こちらもテレビは目隠しされています
pegu夫
pegu夫

スタンダードな和室に設置されていたソファーに、さらにもう1台合体したくらいの大きさでした!大人2人だと足は伸ばせませんが、十分ゆったり座れるサイズ感です。

ソファーの右手(窓側)には縁側が設けてあり、ラタン風の素材でできたオットマン付きの1人用ソファーがあります。(172㎝の夫が座ってこのくらい↓のサイズ感)

ベッドは和室と同様、畳張りの小上がりに設置されています。

スタンダードのお部屋より、すごいベッドスペース…(?)
pegu妻
pegu妻

小上がり部分の横幅が広めに設計されており、(おそらく)天井も高いからか、さらに“大名感”が増していますねえ…!

ベッドは和室と同じシングルサイズ(200×95cm)のものでした。

さらにベッドの左側にもスペースがあり、ここにフロントにつながる電話機などが置いてあります。足元は掘りごたつになっており、ホテルステイ中の書斎としても活躍しそうです。

おこもり感が良い感じです
pegu妻
pegu妻

「特別室」は客室自体の広さはもちろん、くつろぐスペースがたくさんある点が“贅沢さ・豪華さ”を感じるポイントになっています!

水まわり(洗面台、露天風呂)

特別室には坪庭付きの露天風呂とシャワーブースが設けられています。

洗面ボウル2台設置されており、和室に比べて豪華なつくりです。そして目の前はガラス張り!奥には露天風呂と坪庭が見える設計になっていました。

写真右側のガラス戸を開けるとシャワーブースがあり、シャワーブース内の扉から露天風呂に出られるようになっています。

そして、お待ちかねの露天風呂がこちら!

\ じゃーん! /

pegu夫
pegu夫

おお〜!これぞ贅沢なお宿…!👏

大人2人が足を伸ばして入れるくらい広々したサイズ。坪庭の緑を眺めながら温泉に浸かることができる、なんとも贅沢な空間が広がっています。

日が落ちたあと、ライトアップされた露天風呂もとても良い雰囲気。

pegu妻
pegu妻

広々とした空間で、解放感がありながらも、高さのある塀があるため外からの視線は気にしなくていいというのが最高です!٩( ・ω・ )و

露天風呂があるウッドデッキにはテーブルとベンチも用意されています。気候が良い時期やお天気の良い日は、ここでのんびりするのも良さそう。

ただ、この日は雨が降ったり止んだりで、残念ながら使えず…
露天風呂の上は屋根があるため濡れる心配はなさそうですが、↑この部分は半分くらいしか屋根がないため、雨の日はお部屋で楽しむのが良さそうです。

雨で実が落ちちゃってますが、小さい柑橘の木が植っていました
pegu夫
pegu夫

まとめ:「特別室」は入り口から客室・露天風呂に至るまで、よりプライペート感のあるお部屋でした!
今回のpegu夫婦のように、連泊して違うタイプのお部屋を楽しむのもおすすめです◎

アメニティ・備品(各客室共通)

客室に用意されているアメニティ・備品類をご紹介します。
お部屋によって置かれている場所は異なりますが、今回宿泊した「和室」「特別室」ともにアメニティ・備品の内容は同じでした。
※今回は「和室」で撮影した写真でご紹介します!

館内着(作務衣・浴衣)

コート掛けの中に浴衣作務衣の2種類の館内着と羽織り足袋が用意されています。(サイズはM・Lサイズが1セットずつ)

作務衣割と小さめサイズで、162㎝の妻がMサイズを着ると若干窮屈な印象…(袖と足元は七分丈よりちょっと短いくらい?)浴衣はくるぶしくらいの丈でちょうど良いサイズでした!
館内や夜の温泉街散歩の際は浴衣を着用し、寝る時に作務衣を使用しました。

飲み物・ウェルカムスイーツなど

壁沿いの机の上には茶器・グラスやお茶・コーヒー類、下の扉の中には冷蔵庫があります。

冷蔵庫内の飲み物は水のみ無料。それ以外のアルコールやジュース類は有料となっています。

リビング中央のテーブルにはウェルカムスイーツの夏みかん菓子(砂糖漬け)も用意されています。

甘さだけでなく、苦味もある大人のお茶菓子といったお味でとってもおいしい!
瓶のラムネはフロントロビーに用意してあり、こちらも自由に飲むことができました。

pegu妻
pegu妻

こういったおもてなしがあるところも、ちょっと良い旅館の醍醐味ですよね〜
冷たいラムネは真夏の暑い日にとってもうれしいふるまいでした!

水まわりのアメニティ・備品

化粧水やシャンプーなどのアメニティはボトルで用意されており、全て和漢生薬成分を用いた界オリジナルのものとなっています。

  • クレンジング
  • 洗顔フォーム
  • ボディソープ
  • シャンプー、コンディショナー
  • 化粧水、乳液
  • ボディローション
  • ハンドソープ

また歯ブラシ・コットン・綿棒・ヘアゴム・ブラシのアメニティセットは界オリジナル風呂敷に包んであります。

pegu夫
pegu夫

界は各施設で異なる色のオリジナル風呂敷が用意されています。この風呂敷も「界めぐり」の楽しみの1つ!

pegu妻
pegu妻

思わず集めたくなってしまう仕掛けがずるい…!次はどこに行こうかと考えたくなります

温泉に行く時用のカゴやバッグは用意されていないので、基本はこの風呂敷を活用する想定(?)のよう。風呂敷の使い方は界のロゴが入った白い用紙に記載されています。

これも「界」のお宿体験の1つ!とチャレンジしてみましたが、荷物が多い妻は風呂敷では入りきれず、持参したエコバックを使いました…笑

「界 長門」へのアクセス・周辺施設

「界 長門」は山に囲まれた温泉街の中にあります。お宿へのアクセスと周辺施設については、以下をご参照ください。

アクセス

お宿までのアクセスは美祢ICから国道316号線を通って車で約30分
周りは山に囲まれているため、冬季は周辺道路が凍結している恐れがあります。スタッドレスタイヤもしくはチェーンの着用が安心です。

※参考:https://nanavi.jp/news/28510/ https://nanavi.jp/access/to_nagato/

pegu妻
pegu妻

JR長門湯本温泉温泉駅〜温泉街までは、徒歩だと10分以上かかります。
もしタクシーを利用する場合、料金目安は760円ほどのようです!

周辺施設

「界 長門」は「長門湯本温泉街」の中にあります。
温泉街の中心を流れる音信川(おとずれがわ)の周りには旅館や温泉、古民家をリノベーションしたカフェなどが立ち並んでいます。また川のせせらぎを楽しみながら、テイクアウトしたものをいただける「川床テラス」も人気スポットの1つです。

徒歩圏内に24時間営業の大手のコンビニはありませんので、必要なものは買い揃えてから向かう方が安心です。

また24時間営業ではありませんが、温泉街内に「湧喜屋かわもと」というコンビニエンスストアがあります。こちらでは、山口の地ビールやちょっとしたおつまみやが購入できるほか、ソフトクリームのテイクアウトもあるようです。

「界 長門」の基本情報

住所〒759-4103 山口県長門市深川湯本2229-1
TEL050-3134-8092 / 受付時間 9:30〜18:00
夜間・緊急連絡先0837-25-6770 / 受付時間18:00〜9:30
チェックイン/アウト15:00/12:00
インターネット環境無料Wi-Fiあり
ペット受け入れ可(1室限定)中型犬(20kg以下)2頭まで
駐車場あり(予約不要・無料)
EV充電24時間利用可(要予約
支払い方法[事前払い]各種クレジットカード、ペイディ
[現地払い]現金、各種クレジットカード
自動販売機なし
コインランドリーなし
スパ・マッサージあり(16:00~24:30 / 最終受付23:30)
喫煙全館禁煙(喫煙所あり)
備品・アメニティ
(客室にあるもの)
・電気ケトル、茶器、ミニバー
・作務衣(子ども用:90-110cm, 110-130cm)、足袋ソックス
・風呂敷
・和漢生薬成分を用いたアメニティ(シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、
 クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液、ボディローション、ハンドソープ)
・歯磨きセット/綿棒・コットン・ヘアゴム/髭剃り/ブラシ
・タオル
・ドライヤー
・テレビ、冷蔵庫、加湿空気清浄機
・金庫
備品(要予約)車椅子
ベビー用備品セット(哺乳瓶消毒器・ベビーソープ・タオル(※)・おむつ用ゴミ箱(※))
(※)公式サイトでの予約の場合、「3歳以下」の宿泊者を登録した場合は客室に準備あり(申し込み不要)
公式サイトhttps://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kainagato
よくあるご質問https://hoshinoresorts.com/ja/sp/faq

※2025年3月 公式サイト調べ

「界 長門」で非日常の宿泊体験をしよう!

良かった点
  • 旅館の良さを残し、現代の生活スタイルを取り入れた客室
  • 地元工芸品をふんだんに使い、宿のテーマに沿った客室デザイン
  • これぞ贅沢宿!「特別室」の客室露天風呂
気になった点
  • 採用されているマットレスがやわらかめ
    (腰痛持ちの方は合わない場合があるかも)
  • 作務衣は(体型によっては)窮屈に感じる方もいるかも

初「界」宿泊のpegu夫婦でしたが、細部までこだわられた客室に感動でした!外観からお部屋まで統一したテーマで作られている空間で、まさに“非日常の体験”をすることができました。

また現代の生活スタイルに合わせた「過ごしやすく使い勝手の良い」客室で、宿泊中ストレスなく過ごせるのもうれしいポイントでした。

pegu妻
pegu妻

これは一度宿泊したら、ファンになってしまいますね〜!
「界めぐり」をする方がたくさんいることにも納得です。

pegu夫
pegu夫

年代を問わず楽しめそうですが、日々の疲れを癒したい大人には特にぴったり◎
あなたもぜひ「界 長門」での宿泊を体験してみては?

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