【熊本・阿蘇】界 阿蘇(食事)|食事内容詳細レビュー!絶景とともに楽しむ豊かな大地の味わい

旅行

非日常が味わえる“ちょっと良いお宿”を求めて旅をする30代夫婦、pegu夫婦です!

2024年12月に大分県玖珠郡にある「界 阿蘇」に宿泊してきました。

界(かい)は星野リゾートが運営する「ご当地の魅力に出会える温泉旅館」。
今回訪れた「界 阿蘇」は、2006年6月に「界ASO」として開業し、2011年10月に「界 阿蘇」として改名・一新されたお宿です。広い敷地に全12棟の露天風呂付き一戸建てが点在する贅沢な造りとなっています。

pegu妻
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この記事では、以下の内容についてご紹介します。

この記事でわかること
  • 夕食「特別会席」(アップグレードメニュー)
  • 夜のふるまい
  • 朝食「ご当地朝食」
  • 甘味のふるまい(年末年始限定)

※客室の写真等は2024年12月、お宿の情報については2025年5月時点(公式サイト調べ)のものです。

「界 阿蘇」の食事について

「界 阿蘇」の食事は広大な土地で採れる地元食材を存分に楽しむことができる会席料理。

丘陵地帯に大草原が広がる阿蘇特有の豊かな自然で育まれた牛肉。豊かな大地の味わいに季節の野菜を組み合わせ、絶景を見ながら会席料理をいただけます。

引用:「界 阿蘇」公式サイト

スタンダードメニューの「季節の会席」に加え、アップグレードメニュー「特別会席」では、阿蘇の溶岩から作った溶岩プレートの上で焼き上げる「牛フィレ肉の溶岩ステーキ」を楽しむことができます。(時期によりメニューは異なります。)

食事会場

食事会場はフロントのある母屋の2階にあります。(夕食・朝食共通)
会場には大きな窓が設けられ、阿蘇の山々を一望できる、とても解放感のあるお食事処となっています。

(画像引用:「界 阿蘇」公式サイト

2〜3名掛けの窓沿いのテーブル席の他に、小上がりになっている畳張りの半個室もあります。

また会場の中央にはバーカウンターがあり、注文したアルコールメニューなどはこちらで作られていました。

pegu妻
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館内や客室の雰囲気と同様、食事会場もかなり大人な空間になっています!

食事の時間について

食事の時間はチェックインの際に確認・選択を行います。
夕食は17:30〜 or 19:30〜、朝食は7:30〜9:30の間で選ぶことができます。

また、夕食時間は事前に予約することも可能。(合わせて夕食のアップグレードもできます。)
公式サイト「食事」ページの「夕食時間」または「夕食時間・夕食アップグレードの予約」のボタンから手続きができます。

夕食「特別会席 阿蘇の旬会席」

食事の内容は「季節の会席」とアップグレードメニューの「特別会席 阿蘇の旬会席」から選ぶことができます。
今回はアップグレードメニューをいただきました!

今回食事時間は17:30〜の時間帯を選択しましたが、ちょうど日が落ちてくる時間と重なり、なんとも美しい景色…
こんな風に景色を存分に楽しみながらお食事をいただけるお宿は初めてです。

今回いただいた「特別会席」の献立はこちら↓

pegu妻
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高級感はありながらも、いい意味で派手すぎず素材のおいしさを活かした大人の会席料理
写真付きで詳しくご紹介します!

まずはビールで乾杯!お料理が運ばれてくるのを待ちます。

先付け「山うに豆腐のムース からし蓮根と馬肉のタルタル仕立て」
1品目は、先付。「界」の各施設で異なるメニューが提供される「ご当地先付け」は、その土地を楽しめる一品を提供しており、「界めぐり」の楽しみのひとつとなっています。

「界 阿蘇」のご当地先付けは、山うに豆腐(豆腐の味噌漬け)熊本県産のトマトを合わせた料理と、熊本を代表する特産品、からし蓮根馬肉をタルタルに仕立てたものの2品。どちらも竹の器に盛られています。

山うに豆腐のムースは、濃厚なお味の豆腐にさっぱりしたトマトの酸味がぴったり◎ペロリと食べられちゃいます。
また、肉の味が濃い馬肉とからし蓮根の組み合わせも絶品!見た目は少し地味ですが、お酒が進む味でpegu夫婦好みでした。

pegu妻
pegu妻

小鉢「伊勢海老と彩り野菜の海老餡かけ」
2品目は海老の天ぷらに餡がかかった小鉢。色鮮やかな素揚げの野菜も添えられています。
しっかり肉厚で弾力がある海老はプリップリで最高…!あんかけにも海老の出汁が使われていて、口の中いっぱいに香りと味が広がります。

お造り「お造り取り合わせ」
3品目はお造り!阿蘇は山に囲まれた土地ですが、熊本県内には新鮮な魚が採れる地域もあります。
今回はタイカンパチ車海老、そして熊本名物馬刺しも盛られていました!

先程の伊勢海老に続いて、今回は車海老のお造り。生の海老はねっとりとした食感で甘さのある味がおいしい◎
馬刺しにはなめ茸入りのごま油をつけていただくのですが、ガツンとパンチのある馬刺しの味に負けない濃いめの味でおいしかったです!

煮物椀「蟹のひろうす 菊花 三つ葉」
続いてはやさしいお出汁がうれしい椀物。ひろうすとは豆腐をベースにした揚げ物料理のことだそう。上にもカニの身がたっぷりと乗っていて、何となく年末感があります。

揚げ物「車海老東寺揚げ 季節野菜」
お次は揚げ物!火山である阿蘇山を彷彿とさせる赤と黒の器がとてもかっこいい。
こちらの料理にも海老が使われています。今度はサクサクの衣をまとっており、やはり中の身は肉厚でぷりぷり!

熊本は県南の不知火海を中心に漁場が豊富だそうで、お造りでいただいた「車海老」は県の魚に指定されており(!)、「伊勢海老」天草の方で豊富に漁獲されているそうです。
(参考:熊本県公式観光サイト

pegu夫
pegu夫

どうりで、どれもこれもおいしいはずですね…!
山の美しい景色を眺めながら、こんなにおいしい魚介がいただけるとは思っていませんでした!

おいしい料理の数々に、思わず日本酒も進んでしまいます…

飲み比べセット(裏側に銘柄載ってたのに、逆から撮っちゃった…)
追加の1合。錫の徳利で高級感があります

台の物「牛フィレ肉の溶岩ステーキ」
お待ちかねのメイン料理!紅白の器に分厚いお肉が乗ってやってきました。
ステーキでいただくのですが、なんと阿蘇の溶岩から作ったという溶岩プレートの上で焼き上げるとのこと!

スタッフの方が目の前で調理してくださいます。

お肉を焼いている間、薬味のわさびをすりながらお待ちくださいとのこと。
お肉の焼ける良い匂いと、すりたてのわさびの香りで食欲が刺激されます…!

表面を焼いたら、付け合わせのほうれん草で蒸し焼きにして…

完成〜!お肉の焼き具合も完璧です◎

pegu妻
pegu妻

お肉、やわらかい…!
溶岩プレートの遠赤外線効果のおかげか、ぎゅっと味が凝縮されていて、わさびだけでも充分おいしいです!!

わさびの他には、醤油カボス柚子胡椒からしが用意されており、お好みで味付けをしていただきます。
妻は塩×わさび塩×カボスのシンプルな味付けが好みでした◎

食事「鮑と切り昆布の土鍋ご飯 留椀 香の物」
お肉を食べ終わらないうちにご飯ものも運ばれてきました。
いただくのは豪華なの混ぜご飯!昆布も一緒に炊き込んであり、シンプルな味付けながらも旨みがぎっしり詰まっています。

ゴロゴロと大きめにカットされたアワビは肉厚歯応えも良い◎噛み締めるたびに旨みが口の中に広がってしあわせです…

牛フィレ肉の濃厚な味と、旨味たっぷりながらもさらりと食べられてしまうご飯のバランスが最高でした…

pegu妻
pegu妻

お腹いっぱいなのにまだ食べたい〜!ってなってしまうおいしさでした…(笑)
食べきれなかった分は折り詰めにしていただき、お部屋で晩酌をしながらいただきました。

甘味「界 阿蘇特製 ヨーグルトムース トマトジュレ添え」
最後はデザート。爽やかな甘みのヨーグルトムースに、味がぎゅっと凝縮されたトマトジュレを合わせていただきます。

ヨーグルトムースはとっても濃厚で、まるでレアチーズケーキを食べているよう。トマトジュレはしっかり「トマト味」でびっくり!酸味もしっかり感じられるため、さっぱり食べられるデザートに仕上がっていました。(トマトが苦手な方はご注意を…)

pegu夫
pegu夫

今までpegu夫婦で訪れたお宿のお食事の中でも、一二を争うおいしさだったのでは…?!と感じる内容でした!
車海老・伊勢海老や牛フィレ肉など、豪華な食材を使っているものの、華美すぎずかつ高級感のあるコースで、大人旅にぴったりでした◎

夜のふるまい

「界 阿蘇」では夕食後の時間、フロントロビーにて「夜のふるまい」が行われています。こちらでは、3種類の天然水熊本のお酒おつまみが用意されていました。

こちらは飲み物コーナー。天然水は「長湯温泉マグナ1800」「白川水源 白水」「日田天領水」の3種類が用意されており、飲み比べをすることができます。

またお酒も飲むことができ、今回は人吉市にある鳥飼酒蔵の焼酎「吟香 鳥飼」と球磨郡にある豊永酒造の焼酎「豊水蔵」が用意されていました。

pegu妻
pegu妻

焼酎は天然水で水割りにすることができます!
普段焼酎を飲まない妻ですが、熊本出身の友人のおかげで「鳥飼」は大好き◎久しぶりにいただけて満足です!

おつまみは馬肉ジャーキーごぼうかりんとうが用意されています。

フロントロビーには、暖炉を囲んでくつろぐことができるトラベルライブラリーがあるため、こちらでゆっくりするのも良さそうです◎

pegu夫婦はお部屋に持って帰って、食後の晩酌のお供にさせていただきました!

pegu夫
pegu夫

お酒もいただける
客室が全室離れになっており、客室から出ずに過ごすことが多くなってしまう

朝食

朝食も夕食と同じ会場でいただきます。この日はあいにく曇り空でしたが、夕食と同様、大きな窓から景色を眺めつつ清々しい気持ちで朝食をいただくことができます。

献立はこちら↓

テーブルには熊本県の特産品「南関揚げ」を使った「南関汁」が入ったお鍋が用意されています。席に着くと同時に火をつけてくださるので、御膳やご飯が運ばれてくる間に段々と温まって、熱々の状態でいただくことができます。

南関揚げは大きくてとってもジューシー!夫の分をよそった後に写真を撮ってしまいましたが、本来は倍くらいの量のお揚げが入っています。

木のお盆に盛られた御膳はこんな感じ。
一文字(ひともじ)と呼ばれる、青ネギを巻いて酢味噌で味わう熊本の郷土料理「一文字ぐるぐる」辛子蓮根、香の物の高菜漬けなど、熊本の郷土料理を楽しむことができます。

pegu夫
pegu夫

派手さはないけど一品一品がとってもおいしくて、ご飯が進んじゃう…
「結局こういうのが一番なんだよな〜」としみじみ味わってしまう料理ばかりです。

ご飯は土鍋で持ってきてくださり、スタッフの方がよそってくださいます。

御膳の右上に盛られている「平飼い玉子の温泉玉子」は、卵かけご飯にするのがおいしいとのこと。せっかくなので、ご飯に乗せていただいちゃいます!

pegu妻
pegu妻

黄身の色からも伝わりそうですが、卵の味がとっても濃い!!
おこげができた土鍋ご飯ともよく合います◎

食事を楽しんでいると、スタッフの方が「今日は曇りであまり景色が見れないから…」と、晴れの日の景色をおさめた写真を貼ったアルバムを持ってきてくださいました。

阿蘇山の向こうに見える日の光が美しい写真と、お宿で見られる雪景色。こういった心配りが行き届いたサービスが、より大人の

pegu妻
pegu妻

夕食時の会場の印象とは異なり、朝は清々しさが感じられる
元々の客室数が少なく、かつ朝食の時間が全室重なることはないため、かなり広々とした空間でいただくことができ、

甘味のふるまい

今回は12/30〜12/31で宿泊しましたが、年末年始(12/31〜1/2)限定で、甘味のふるまいが行われています。朝食後の時間〜12:30まで、朝食会場にてお茶甘酒郷土菓子をいただくことができます。

pegu夫婦はチェックアウトの時間(12:00)まではお部屋でゆっくりし、チェックアウト後、帰る直前にいただくことにしました。

いただいたのは熊本の郷土菓子「いきなり団子」
もちもちの生地の中にあんこ蒸したさつまいもが入った、ボリューミーなお菓子です。

提供する前に蒸し器で温めているようで、ほかほかなのがうれしい◎
pegu夫婦は熊本県民ではありませんが、小さい頃おやつに食べていた記憶があり、なんだか懐かしい気持ちになりました。自然な甘さでおいしいんですよね〜

飲み物は緑茶または甘酒ミルクをいただくことができました。
甘酒ミルクはホットミルクのような甘さで、とってもやさしいお味…寒い冬に心も体もほっとするような飲み物でした。

pegu妻
pegu妻

帰る直前、最後の最後までおもてなしがすごい…!
夜と朝の“ふるまい”も含めて、

「界 阿蘇」で

良かった点
  • 阿蘇五岳の景色を堪能できる、解放感あふれる食事会場

「界 阿蘇」のお食事はロケーションも含め、大人が楽しめる内容となっていました。

pegu妻
pegu妻

現代らしくアレンジしてあるところもあるけれど、昔の人もこうやって温泉宿での食事を楽しんだのかな〜と、何だか感慨深くなっちゃった…

pegu夫
pegu夫

そこにある風景を楽しみながら、その土地のおいしいものをいただく…
これを贅沢と言わずに何というんだ!!

朝・夕の「ふるまい」も含めて、1年の疲れを癒してくれるおもてなしがたくさんのお食事でした。

食事をしながら景色も楽しめる、落ち着いた大人なお宿をお探しの方は、参考にしていただけるとうれしいです!

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